バンガード×東京カメラ|部三脚で広がる表現の世界フォトコンテスト2017

審査結果発表

最優秀賞

最優秀賞  山本優介さんの作品 「透過する色彩」

「透過する色彩」
山本優介さん

この度は多数の応募作品の中から名誉ある賞に選出していただき、誠にありがとうございます。
写真は秩父盆地に出現する雲海と工場夜景を撮影したものです。雲海の滑らかな質感を表現するために約5分間の長時間露光を行いました。
三脚を使用し長秒で撮影することで、肉眼とは全く異なる景色を捉えることができるのが写真の面白い所だと思っています。
今後もこの受賞を励みに、より良い写真を撮影できるよう精進して参ります。

素晴らしいファンタジーです。工場夜景の一つと言えるのでしょうが、新しい世界を見せてくれています。精密に描かれた夜の工場群と、これはなんだろう、街の明かりかそれともそれも工場施設の一部なのか、山襞に青く赤くまた緑の灯りが点在し、薄い雲海に煙っている。こんなシーンのある映画が見たい? いやこれは映画では無理だろう。ムービキャメラにここまでのものは撮れない。これは映画を超えた「新しい写真の世界」なのだ。写真にやれることがどんどん増えていることが嬉しいと思える作品です。

優秀賞

優秀賞  Takashiさんの作品 「Dream view:夢の景色」

「Dream view:夢の景色」
Takashiさん

2017年の優秀賞に選ばれたこととても光栄です。この作品は富士山から約100km離れた長野県高ボッチ高原からの一枚です。黎明時の色彩と、街明かりで色づく雲海の色彩が調和した時はまさに「夢の景色」のひと時でした。
あっという間に過ぎ去る黎明時を写し撮るにはしっかりした三脚がマストアイテムなのは当然ですが、機能的なカメラバッグも欠かせません。賞品のカメラバッグはこれから大活躍してくれると思います。

高ボッチ高原からの富士の写真は数多く応募されていましたが、みんなが行く場所で目立つ作品を得るのは難しい。写真の腕がいいことは無論必要だが、自然が微笑んでくれなければ名作は生まれない。いい気象条件に恵まれること、そしてそれを確実に写真に定着すること。いや、同じ場所に同じ時刻にいても同じ写真は撮れない。作者は夜明けの薄青から薄紫へのマジックアワーを見逃さず写真にした。濃すぎない雲海が諏訪湖や街の様子をかすかに見せ、輝かせるのを見逃さず的確な技術で作品にした。これは確かに夢の景色だと思います。

優秀賞  たなか愛さんの作品 「Resonance『共鳴』」

「Resonance『共鳴』」
たなか愛さん

素敵な賞をいただきありがとうございます!とても嬉しく光栄です。私の作品のほとんどは自撮りになりますが、どこに行く時も必ず三脚は持参しています。三脚を使うことでより自由にそしてかけがえのない瞬間を捉えることが可能になりました。これからもさらなる未知の世界を探求し続けて行きたいと思っています!

水しぶきの前に女性が向こうを向いて立っている。確かに大きな水しぶきが印象的だがそれだけではない。この不思議な世界観は、どこから来るのだろう。画面下を大きくとった黒の構成か、曖昧なモノクロームの質感か、いや、それもあるが、実はこの女性の存在感そのものがなんとも言えない不思議なドラマチックさを持っているのだ。水しぶきも黒い大地もまっすぐな水平線も、みなこの女性を引き立てるためにある。その意味ではこれは優れたポートレイトと言えるのだろう。三脚を使ったセルフィーだが、その可能性を大きく広げる作品だ。

審査員特別賞


審査員特別賞・VANGUARD  木全雅裕さんの作品 「切り絵の風景」

「切り絵の風景」
木全雅裕さん

この度は「バンガード賞」をありがとうございます。
私はバンガード製品の愛用者ですし前回の受賞コメント以上の結果となりとても嬉しく思います。
作品は三重県の丸山千枚田。
息を切らしながらかなり傾斜の厳しい登山路を経て展望台へ。
そこには圧倒されるような風景が広がっていました。
撮影は夕映え狙いでしたがまるで切り絵のような風景に出会えて感動しながらシャッターを切っていたことを今でもよく覚えています。


審査員特別賞・東京カメラ部  Hiromasa Katsuraさんの作品 「S T R E A M」

「S T R E A M」
Hiromasa Katsuraさん

この度は数ある作品の中から選出いただき有難うございました。
私は長時間露光・スローシャッターで撮影することが多く、三脚は欠かせない存在です。この作品は自宅近くにある小さな川で撮影しました。目の前にある風景をどう切り取り、どう表現するかで何処にでもある風景が絶景に変わる。その思いを込めた作品が選ばれたことをとても嬉しく思います。

入選

入選  村岡あゆみさんの作品 「たゆたう」

「たゆたう」
村岡あゆみさん

熊本県阿蘇の押戸石の丘という場所で撮影したセルフポートレートです。
霞みがかっていて幻想的だったので、晴れ間を待ちながら舞い踊るようなイメージで撮影しました。
セルフポートレートを撮るうえで三脚は欠かせないものなので、今回このような賞をいただきとても嬉しく思います。
ありがとうございます。

入選  梶原そうたさんの作品 「桜乱舞」

「桜乱舞」
梶原そうたさん

この度は私の作品を選んでいただき誠にありがとうございます。山梨県にある推定樹齢300年のエドヒガンザクラが強風にうねる姿を見て衝撃を受けました。満開の花が散るかと思いましたが舞い踊る姿を見て樹の力強さを感じ、躍動する姿をイメージしながら撮影しました。これからも三脚を使った表現をもっと広げていきたいと思います。

入選  ゆたかっぱさんの作品 「宵闇幽戯」

「宵闇幽戯」
ゆたかっぱさん

受賞はもちろん、多くの方にみていただく機会をいただけたこと、とてもうれしく思います。
コメントとしては月並みかもしれませんが、私の拙い表現から何かを感じてもらえたり、何かしらのメッセージを受け取って頂けたら…もはや何も言うことはありません。
己の撮りたい様に撮り続けてきて良かった、心からそう思います。
ありがとうございました。

入選  小松山勝正さんの作品 「台風一過」

「台風一過」
小松山勝正さん

「三脚で広がる表現の世界」というテーマでしたので迷わずこの作品を応募しました。 私が住んでいる熊本県天草地方は海に囲まれ、海岸での風が作り出す情景がとても綺麗かつ幻想的で時間を見つけては良く撮影に出かけてます。 私自身風景写真がとても好きで三脚は必須で相棒のような存在です。これからも色んな所で使っていきたいと思ってます。 この度はありがとうございました。

入選  Conconさんの作品 「冬の使者」

「冬の使者」
Conconさん

この度は選出して頂きありがとうございます。
手持ちの方もいらっしゃいますが私のスキルでは流し撮りの際の上下のブレを抑える事が出来ないので三脚は必須となっています。
この写真の撮影場所は昨年近隣市町村の養鶏場で鳥インフルエンザが発生した為白鳥飛来直後に立ち入り禁止となってしまいました。 今年は去年の分まで撮影したいと思っております。

佳作

佳作  坂口夢華さんの作品 「天使のピアス」

「天使のピアス」
坂口夢華さん

この度は、私の作品を選んでいただき、誠にありがとうございます。
フォトコンテストの経験は浅く、まさか選んでいただけるとは、思っていなかったので、とても嬉しいです。タイトルは静寂の中に 、ポツンと落ちる瞬間の1秒前…息を呑んでシャッターをきるその一瞬に、天使の微笑みを感じるからです。
この瞬間は、三脚なしでは撮れません。これからも、これを励みに、美しい一瞬を撮り続けたいと思います。

佳作  hirorin_goさんの作品 「電車に乗る。家に帰る。」

「電車に乗る。家に帰る。」
hirorin_goさん

この度は、たくさんある応募作品の中から、私の写真が選ばれたことを非常に嬉しく思います。ありがとうございます。「電車に乗り込み、家路を急ぐ」という日常を撮った一枚ですが、この一瞬の中には、電車に乗り込む緊張感。帰宅をする安堵感。ハイヒールの音や女性の脚の躍動感。そんな空気や音がいっぱい詰まっています。是非、それを感じ取って戴ければと思います。

佳作  佐々木和一朗さんの作品 「かめはめ波」

「かめはめ波」
佐々木和一朗さん

この度は、私の作品を選出して頂きありがとうございます。この一枚は熊本県で撮った滝と光芒の写真です。「滝と光芒」は2017年の個人的テーマで、一年間何度も何度もこの場所に通い、ようやく撮れた一枚でした。空振りの連続で凹みそうになりましたが、この光芒が目の前に広がった瞬間、一年間の苦労が一瞬で吹き飛ぶほどの感動を味わった事、今でも昨日のように覚えています。今回の受賞を糧に、より一層励みたいと思います。

佳作  小林淳さんの作品 「秋映す」

「秋映す」
小林淳さん

ブレのない安定感の高い三脚を使用し、スローシャッターでじっくり光を集めることで水面のリフレクションまで美しく表現できました。
構図作りは「足し算・引き算」だと思います。ここ玄宮園は、このリフレクションと国宝彦根城を一枚に収めるのが定番構図となっていますが、思い切って彦根城を構図から引くことで生まれた作品です。

佳作  加藤悠さんの作品 「Sniper」

「Sniper」
加藤悠さん

素晴らしい作品だらけの本ページですが、2つの三脚を使用して撮影したものは自分のだけではないでしょうか笑
三脚さえあれば友達がいなくとも自撮りという形でポトレができるので重宝してます。(友達はいますよ?)
この度は選出いただきありがとうございました、この賞を励みに今後も精進していきたいと思います。

佳作  Taloonさんの作品 「朝霧の美」

「朝霧の美」
Taloonさん

千葉県鹿野山展望台から朝霧が残る九十九谷を撮影した作品です。なかなか条件が合わないと、こういう情景は見られません。三脚をしっかりと立てて撮影しました。この度は、佳作に選出していただき、深く感謝します。

佳作  さくらさんの作品 「秋絵の具」

「秋絵の具」
さくらさん

高崎市箕郷町にある旧下田邸での撮影です。 池の上にあるもみじの木が、太陽の光を受けて池に反映して、まるで絵の具を流したように見えてポイントになる葉が良い位置に来たときに撮影しました。

佳作  kei7474さんの作品 「静と動」

「静と動」
kei7474さん

この度は佳作に選んで頂きありがとうございます。去年初めて応募し佳作に選んで頂いたフォトコンが三脚で広がる表現の世界でした。今年も入ることができたら嬉しいなあ。と思いながら応募したので2年連続で選んでいただけたのは本当に嬉しいです!来年はもっと上の賞を目指して頑張りたいと思います。

佳作  井上嘉代子さんの作品 「厳冬を待つ」

「厳冬を待つ」
井上嘉代子さん

この度は私の作品を選んでいただき、誠にありがとうございます。11月中旬の上高地閉山の日に、厳しい冬が来る直前の様子を撮影しました。普段片手での撮影しかできない私には、三脚が心強い相棒です。これからも三脚と共に作品を撮って行きたいと思っています。

佳作  山村周平さんの作品 「百日草畑の幻想的な朝」

「百日草畑の幻想的な朝」
山村周平さん

この度は私の写真を選んでいただき本当にありがとうございます。うれしい気持ちで一杯です。見ごろを迎えた百日草を、薄雲がかかった朝日が優しく照らしてくれたわずかな時間を夢中でシャッターを切りました。花の写真の魅力に引き込まれた一枚です。構図の調整、ピントの追い込みにはしっかりとした三脚が欠かせません。今回の佳作を励みに、もっともっと良い写真が撮れるよう努力を重ねていきたいです。

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