バンガード×東京カメラ|部三脚で広がる表現の世界フォトコンテスト2014

審査結果発表

最優秀賞

最優秀賞  本間昭文さんの作品 「雲海」

「雲海」
本間昭文さん

普段から夜の撮影が多い私にとって三脚は必須です。
この日も辺りが明るくなるにつれて、目の前に広がる光景が雲海に包まれていることに気づき
三脚を使用して約3分間という時間を一枚の写真に収めました。
これからも三脚を使用して表現の幅を益々広げて行きたいと思います。

高い山から見た雲海。雲は左から右に流れている。その雲が作り出す美しいフォルムの中に幾つもの風力発電機が見える。ブレードは力強く回転し、そこに人の営みが写った。もっと周りを詰めて力強い写真にすることもできそうだが、作者はそうしなかった。そのおかげで、そのゆったりとした世界観が見るものを暖かい気持ちにさせてくれる。色合いも優しく、胸をきゅんと打つ作品だ。

優秀賞

優秀賞  飯塚元彦さんの作品 「夜明け」

「夜明け」
飯塚元彦さん

この度は多数の応募作品の中から選んでいただきとてもうれしく光栄に思います。
普段は手持ちで撮影をすることが多いですが、ここぞという時は三脚を利用して写真に魂を入れています。
この時は少し長めの露光と夜明け前の色温度が影響してか独特の色彩に仕上げることが出来ました。
これを励みにますます写真を楽しみたいと思います。ありがとうございました。

有名な桜の名所でよく撮影される場所だが、作者が選択したのは夜明け前の青い光の時間。それが功を奏して、作品には特別な空気が流れた。少し曖昧さを残す構図でもあるが、肝心なところはちゃんと押さえている。しかし造形だけにしてしまわないそのやり方が、美しいだけではないこの場所の気配をよく写し取っている。桜の写真だが桜だけを主人公にしないで、いろんなものを大切に撮っているのだ。

優秀賞  井上浩輝さんの作品 「Winter Begins」

「Winter Begins」
井上浩輝さん

初冬の白樺林。急に薄暗くなるやいなや、雪々が舞い降りてきました。
白樺たちが雪の季節を喜ぶように踊ります。北国の長く厳しい冬がはじまりました。
シャッター速度が遅くなる薄暗いところで舞う雪々を写し止めつつ、
フラッシュが届かない背景を撮るために三脚を使用しました。

立ち並ぶ木々の造形と降りしきる雪の表情を、かなり抽象化した形で写真にしている。単純な造形たち。なのにこのちょっと胸に迫るような、、どうだろう、人によっては寂しげな、と思うかもしれない、人によってはロマンチックと思うかもしれない、そんな叙情性を写真や絵画は持つことができる。暗い林の前で作者は何らかのライティングをしているのだろうが、情感を押し売りしないで冷静に撮り、しかし作品で人を叙情的にする。これは一つの抽象画だと言えるのだろう。

審査員特別賞

審査員特別賞・VANGUARD  柴田祥さんの作品 「Disappearance」

「Disappearance」
柴田祥さん

この度は素敵な賞をいただくことができてとてもうれしく思っております。ありがとうございます。

審査員特別賞・東京カメラ部  Kagi Keišaさんの作品 「轟音」

「轟音」
Kagi Keišaさん

この写真は海外でレンズにIRフィルターを付けて長秒時露光で撮影しました。軽くて携帯しやすい三脚は無くてはならないものです。
ありがとうございました。

入選

入選  CAMYさんの作品 「夕景の富士山」

「夕景の富士山」
CAMYさん

とても嬉しく思います 先ずは入選に素直に喜びたいと思います 有り難う御座います
撮影の当日は朝から雨 天気予報では午後から回復とのこと 従い河口湖の畔で三脚を据え午後からひたすら天候の回復を待ちました トイレにも行けずに待つこと5時間待ちました 雨は上がったものの雲が切れません 今日も駄目か! トイレも行きたいので帰る準備 すると足下に光明 振り向くと夕景が 雲間から富士山も少し見え始めました すかさずカメラを足にセット 後は時間勝負なので無我夢中でシャッターを押した一枚です

入選  小松原敬史さんの作品 「光あふれる地」

「光あふれる地」
小松原敬史さん

光あふれるその光景は私にとって憧れを抱いていた光景のひとつでした。かるい高揚感を覚えながら、現像時に救えるレベルを想像し明暗の折り合いを探って写したショットです。 普段、深夜や早朝に撮影する事が多く、三脚は、カメラボディやレンズと同様に必需品ですが、この写真も例外ではなく三脚なしでは実現しなかったと思います。この度の受賞は今後の撮影活動の励みとなりました。感謝いたします。

入選  八木千賀子さんの作品 「龍の住処」

「龍の住処」
八木千賀子さん

2013年、2014年に引き続き今回も素晴らしい作品の中から選んで頂き、誠にありがとうございます。
八丈島にある無人島 八丈小島にかかる笠雲を三脚を使用し長時間撮影したものです。撮影が終わった後にディスプレイを見て驚きました。そこにはまるで龍が佇んでいました。肉眼では見ることができず、三脚を使用し長時間で撮ることによってしか出会うこと写真の世界に魅了され、今後もその出会いを大切にしたいと思います。

入選  本間昭文さんの作品 「One tree」

「One tree」
本間昭文さん

この度は最優秀賞とともに、こちらでも選んで頂き誠にありがとうございます。三脚を使用しての撮影は瞬間撮影では得られない独特の世界観があると思っております。これからも三脚を使用し自分自身の新たなる写真表現の可能性を広げて行きたいと思います。

入選  千田智康さんの作品 「棚田の朝」

「棚田の朝」
千田智康さん

「水面反射や雲海が撮れたら」の期待を胸に、遠征したゴールデンウィークの新潟。そこにはまだたくさんの雪が残っていた。また、雲海も発生しなかったため落胆しかけたその瞬間、まばゆい朝陽が顔を覗かせてくれた。ただただ無心にシャッターを切り続け、この写真が撮ることができた。期待どおりとはいかなかったけど、諦めず夜から撮り続けて本当に良かったと心から思った。
こうして撮れたこの写真が、尊敬する小澤先生に選ばれたことは大変光栄で、今後の励みになります。本当にありがとうございました。

佳作

佳作  勝呂浩道さんの作品 「岩礁と波」

「岩礁と波」
勝呂浩道さん

高さ10mにもなる波飛沫なのに、スローシャッターにすると静寂な海が出現するのは、とても面白いです。

佳作  Yukiko Takachiさんの作品 「Self Maternity Photograph」

「Self Maternity Photograph」
Yukiko Takachiさん

妊娠、人生の転機、喜び、不安……、いろんな想いを込めてこのセルフ写真を撮りました。 今では生まれてきた息子と一緒に、この写真と同じテイストの写真を毎月撮り続けています。 三脚は風景写真だけでなく、記録写真にも。今回選出していただいたことがとても励みになりました。本当にありがとうございます。

佳作  朝田理恵さんの作品 「めぐる時」

「めぐる時」
朝田理恵さん

星景写真、風景写真を好んで撮影しています。1時間ほどのコンポジットで描かれた堤に咲く桜と北天の軌跡の競演は、肉眼では見えない世界。時間の経過を1枚の写真に写し込める表現に三脚は欠かせません。水の中、雪の中、強風の中、砂の中、過酷な条件下でいつも作品創りに協力してくれる三脚がなければ私の写真の世界は広がらなかったと思います。これからも堅牢な相棒と楽しく作品を撮っていければと思います。

佳作  柴田昭敬さんの作品 「Morning Mist」

「Morning Mist」
柴田昭敬さん

この度は私の写真を選出して頂きありがとうございます。この作品は初めてイメージを考えて初めて撮った写真なのでとても嬉しいです。長秒で撮影した渓流の写真を見て、自分も撮ってみたいと思い三脚を購入しました。今では三脚のおかげ表現の幅を広げる事が出来るようになりました。これからも素晴らしい景色をカメラに収めていきたいです。

佳作  たなべこうじさんの作品 「秋色」

「秋色」
たなべこうじさん

このたびは選考いただき大変ありがとうございました。普段から滝や波、マクロ写真を中心に撮影していますので、どこへ行くにも三脚は欠かないものとなっています。その相棒である三脚を活用したコンテストでの入賞ということで非常にうれしく思っています。これを励みにこれからも相棒と共に撮影していきたいと思います。

佳作  石川強さんの作品 「何見てんだよ!」

「何見てんだよ!」
石川強さん

病気療養中にリハビリのお供として始めたカメラ初心者ですが、まぐれでも佳作を頂けたのは正直に嬉しいです。何時もアドバイスをして頂ける諸先輩方に深く感謝いたします。何と無く始めたデジタル一眼レフですが、今後も趣味として長く楽しみたいと思います。本当に、ありがとうございます。

佳作  福田悟さんの作品 「流れを見つめて」

「流れを見つめて」
福田悟さん

この度は入賞のお知らせを受け、とても嬉しく思っております。この作品は有名な池を撮影に行った際、池そのものよりも飛び散った水の飛沫が凍り付き、また溶けて戻っていく流れを見つめているかのような氷の塊に強く惹かれ、そればかりを夢中で撮っていた一枚です。今後も三脚を生かした撮影を続け、更に上を目指せたらと思います。どうもありがとうございました。

佳作  福田悟さんの作品 「二つの世界」

「二つの世界」
福田悟さん

この度は入賞のお知らせを受け、とても嬉しく思っております。この作品は風景撮影で有名なポイントである高ボッチに通うなか、素晴らしい雲海と光に巡り会えた時に撮ることが出来ました。雲海の上に広がる富士を望む朝焼けの世界と、まだ闇に沈んでいるであろう雲海の下の世界を表現してみました。今後も三脚を生かした撮影を中心に、更に上を目指してみたいと思います。どうもありがとうございました。

佳作  原朋士さんの作品 「Silky Twilight」

「Silky Twilight」
原朋士さん

この写真は1月末に木更津港から撮影した中の島大橋越しの君津製鉄所です。陽が沈み大気の温度が下がったことにより海水から靄が発生したところを長秒露光でとらえたものです。三脚を用いた撮影は一瞬の切り取りではなくその場の空気を時間とともに映しだすことができます。工場夜景、Seascape等、風の強い海沿いでの撮影をメインとしていますので、しっかりとカメラとレンズを固定してくれる三脚は必需品です。

佳作  青木哲也さんの作品 「モエレ沼芸術花火」

「モエレ沼芸術花火」
青木哲也さん

応募作品に花火をテーマにした写真が多数あったと想像しますが、その中から選んでいただき、とても嬉しいです。来年は、もっと上を目指したいと思います。

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