2017年の優秀賞に選ばれたこととても光栄です。この作品は富士山から約100km離れた長野県高ボッチ高原からの一枚です。黎明時の色彩と、街明かりで色づく雲海の色彩が調和した時はまさに「夢の景色」のひと時でした。
あっという間に過ぎ去る黎明時を写し撮るにはしっかりした三脚がマストアイテムなのは当然ですが、機能的なカメラバッグも欠かせません。賞品のカメラバッグはこれから大活躍してくれると思います。
高ボッチ高原からの富士の写真は数多く応募されていましたが、みんなが行く場所で目立つ作品を得るのは難しい。写真の腕がいいことは無論必要だが、自然が微笑んでくれなければ名作は生まれない。いい気象条件に恵まれること、そしてそれを確実に写真に定着すること。いや、同じ場所に同じ時刻にいても同じ写真は撮れない。作者は夜明けの薄青から薄紫へのマジックアワーを見逃さず写真にした。濃すぎない雲海が諏訪湖や街の様子をかすかに見せ、輝かせるのを見逃さず的確な技術で作品にした。これは確かに夢の景色だと思います。
素敵な賞をいただきありがとうございます!とても嬉しく光栄です。私の作品のほとんどは自撮りになりますが、どこに行く時も必ず三脚は持参しています。三脚を使うことでより自由にそしてかけがえのない瞬間を捉えることが可能になりました。これからもさらなる未知の世界を探求し続けて行きたいと思っています!
水しぶきの前に女性が向こうを向いて立っている。確かに大きな水しぶきが印象的だがそれだけではない。この不思議な世界観は、どこから来るのだろう。画面下を大きくとった黒の構成か、曖昧なモノクロームの質感か、いや、それもあるが、実はこの女性の存在感そのものがなんとも言えない不思議なドラマチックさを持っているのだ。水しぶきも黒い大地もまっすぐな水平線も、みなこの女性を引き立てるためにある。その意味ではこれは優れたポートレイトと言えるのだろう。三脚を使ったセルフィーだが、その可能性を大きく広げる作品だ。
熊本県阿蘇の押戸石の丘という場所で撮影したセルフポートレートです。
霞みがかっていて幻想的だったので、晴れ間を待ちながら舞い踊るようなイメージで撮影しました。
セルフポートレートを撮るうえで三脚は欠かせないものなので、今回このような賞をいただきとても嬉しく思います。
ありがとうございます。
この度は、私の作品を選出して頂きありがとうございます。この一枚は熊本県で撮った滝と光芒の写真です。「滝と光芒」は2017年の個人的テーマで、一年間何度も何度もこの場所に通い、ようやく撮れた一枚でした。空振りの連続で凹みそうになりましたが、この光芒が目の前に広がった瞬間、一年間の苦労が一瞬で吹き飛ぶほどの感動を味わった事、今でも昨日のように覚えています。今回の受賞を糧に、より一層励みたいと思います。
千葉県鹿野山展望台から朝霧が残る九十九谷を撮影した作品です。なかなか条件が合わないと、こういう情景は見られません。三脚をしっかりと立てて撮影しました。この度は、佳作に選出していただき、深く感謝します。
素晴らしいファンタジーです。工場夜景の一つと言えるのでしょうが、新しい世界を見せてくれています。精密に描かれた夜の工場群と、これはなんだろう、街の明かりかそれともそれも工場施設の一部なのか、山襞に青く赤くまた緑の灯りが点在し、薄い雲海に煙っている。こんなシーンのある映画が見たい? いやこれは映画では無理だろう。ムービキャメラにここまでのものは撮れない。これは映画を超えた「新しい写真の世界」なのだ。写真にやれることがどんどん増えていることが嬉しいと思える作品です。